活動のご報告
ESDに関するユネスコ世界会議(名古屋)参加報告その2 2014/11/11-13
2014.12.11 10:45
名古屋で開催されたESDに関するユネスコ世界会議には、148か国から74名の閣僚級、ユネスコ加盟国の政府代表、NGO、研究者、企業、国連機関、専門家、若者など1,000人以上の参加者が集まりました。3日間の日程で4つの全体会合や34のワークショップ、25のサイドイベントなどが開かれ、ユネスコが主導してきた「国連ESDの10年」の成果が検証されました。
名古屋国際会議場へは、入場パスを胸に下げてセキュリティゲートをくぐります。
◇併催セミナー「みんなのESD会議 ~この10年の活かし方~」(主催:EPO中部)
1つの会場でパネルディスカッションとワークショップを同時並行で進められました。
私はワークショップへ参加。NPO、行政、幼稚園の園長さんなどさまざまな立場の方が参加し、各現場での経験談を基にした具体的な意見が飛び出しました。例えば、「“人の良さ”を見つける環境づくりも大切」「“子ども”を中心に据えれば、地域はこちらを向いてくれる」など。
隣のパネルディスカッションでは、校長先生がパネラーにつき、「地域が学校を支援する体制も必要」「学校自身が視野を広げることも大事」などの意見が出ていたようです。
全体共有の時間では、学校現場におけるESD教育の振り返りと今後の推進提案等の意見が出され、有意義な意見交換の場となっていました。
◇閉会全体会合
一般参加者も、会場の2階席から閉会全体会合を拝聴することができました。同時通訳を聞きながらの参加です。
閣僚会議ではアクションの加速化、ステークホルダーのリンクに取り組みながら、グリーンな経済社会の両立を目指していくことが確認されたと報告がありました。成果としてESDの10年の後継プログラム「ESDに関するグローバル・アクション・プログラム(GAP)」について、そしてESDは今後より一層重要となること、GAPに取組むことでESDの規模拡大を目指すことが盛り込んだ愛知名古屋宣言が紹介されました。
国連ESDの10年」最終年会合の成果物はこちら(外部リンク)をご覧下さい。
ESDの10年の後継プログラム
「ESDに関するグローバル・アクション・プログラム(GAP)」
・事務局をユネスコ内に設置する。
・ステークホルダー主導の取組に焦点を当てる。
・スケール拡大と、具体的な目に見える貢献を目指す。
ポイント1:5つの優先行動分野が設定されました。
① 政策的支援 Policy makers
② 機関包括型アプローチ Education/training institutions
③ 教育者 Educators/trainers
④ ユース Youth
⑤ ローカルコミュニティ Local authorities
ポイント2:優先される5つのステークホルダー(パートナー・ネットワーク)が設定されました。
① 政策立案
② 教育・研修等の機関
③ 教育者
④ 若者
⑤ 地域
詳しくはこちら(外部リンク)をご覧ください。