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活動のご報告

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<EPO東北>EPO中部インターン3日目 ESD推進に必要なものとは

2014.12.02 17:03

 午前は、なごや環境大学の併催セミナーを聞きました。なごや環境大学は、行政・NPO・企業・大学などの協働運営により、持続可能な都市なごやを支える人づくりを進めています。今回のセミナーでは今後さらに地域コミュニティ全体で持続可能な都市を目指すための仕組みづくりについて話し合われました。
私の座ったテーブルでは行政の方を中心になごや環境大学に大学生を巻き込むにはどのような仕組みが必要かについて話し合いました。参加した大学生からは「CMを作ってみてはどうか」「クチコミが一番効果的だと思う」などの意見が出ました。このセミナーの参加者には学生もたくさん来ていたようですし、このセミナーをきっかけになごや環境大学へ参加する学生が増えると良いと思います。
 
 午後はEPO中部の併催セミナーが開催されました。「ESDユネスコ世界会議 併催イベントESD交流セミナー みんなのESD会議 ~この10年の活かし方~」と題し、今後より質の高いESD実践を地域で実践するため、「校長先生サミット~地域と学校がESDの現場をつくる」と「自己肯定感を育むESD~これからの教育への提案」の2つのテーマで意見交換を行いました。
私は「自己肯定感を育むESD」の撮影係としてお手伝いさせていただきました。参加者からは「まず、大人こそ自己肯定感を育てないと…」「人生は一つではない。多様な人と関わる」「公民館などの子どもと大人の接点・つなぐ場をつくる」など、たくさんの意見が出ていました。
 
  定員を超えた参加者が集まり、関心の高さが伺えました。ESDには多様な主体が関わっています。今回のような多様な主体が集まって、それぞれのESDに対する考え、ノウハウを共有する場が増えればESDは推進されるのではないかと思います。
 
 「国連ESDの10年」最終年会合の閉会式は一般公開されていたので参加させていただきました。閉会式では、「国連ESDの10年」の取組について紹介した後、引き続きESDを推進するため、「グローバル・アクション・プログラム(GAP) 」の実施を求める文言が書かれた「あいち・なごや宣言」が採択されました。
 その後、「ESDあいち・なごや子ども会議」の代表者が登壇しました。「ESDあいち・なごや子ども会議」は愛知県内の小学5年生から中学3年生が集まり、持続可能な社会づくりについて話し合う集まりで、ESD事例を現地に行って学習をし、そこで学んだことを話し合い、とりまとめを参加した子どもたちが行いました。この会議で子どもたち自身が考えまとめた提案を閉会式で発表しました。「私たちは本気です。大人も本気になってESDに取り組んでください」と最後に登壇した代表の子が訴えていました。子どもたちが現地を見て一生懸命考えたこの提案を私たちは真摯に受け止めなければならないと感じました。
 
※グローバル・アクション・プログラム(GAP)についてはこちら(外部リンク)をご覧ください。
 
 
 
 
 
(report/Nasuno)