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活動のご報告

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<EPO東北>公共政策ワークショップ 東松島現地見学会/2014.5.26

2014.05.26 04:00

5月26日、東北大学公共政策大学院の学生が東松島市の現地を見てまわる見学会が開催されました。
東北大学公共政策大学院では、基礎を学んだ後に現場で調査を行い政策立案を考える「公共政策ワークショップ」を実施しています。この調査の一環として学生に現場を見せたいと相談を受けて、EPO東北では昨年度環境省事業「地域活性化を担う環境保全活動の協働取組推進事業」採択団体であるJASFAと、本プロジェクトの活動フィールドとなった東松島市を提案・ご紹介しました。
東松島市とJASFA並びにJASFA会員の協力のもとで現地をご案内いただき、当時のことを含め現状について丁寧に解説をしていただきました。

車内では東松島市の被害状況、復旧状況について説明がありました。途中、道路を挟んで稲が植えられた田んぼと放置された田んぼが見られました。震災後初めて、田植えをしたそう。草が生え放題の田んぼは、手作業による細かな瓦礫の撤去が追い付かず、まだ田植えができる状況ではなかったのだそう。
東松島市では2011年4月11日に復旧・復興方針を打ち出しています。この地域で電気が復旧したのは1カ月以上が過ぎてからのこと。ライフラインの見通しがたたない状況下で、ヘルメットにヘッドライトをつけて、鉛筆で復旧・復興方針を書いたのだとか。

最初に野蒜地区の慰霊碑をご案内いただきました。津波に襲われた野蒜小学校よりも高台にあるお寺で、臨時の避難所となった場所だそう。後に慰霊碑が建立され、毎月、月命日には地域の皆さんが手を合わせにいらっしゃるとか。
次に工事事務所展示室で工事の状況や移転予定をパネルでご説明いただきました。さらにメガソーラーや、JASFAが進める環境教育プログラムの拠点となっている旧浜市小学校などを見学した後、東松島市役所で意見交換を行いました。予定の時刻を大幅に超えての活発な意見交換となりました。

翌日は学生の皆さんにEPO東北へお越しいただき、EPO東北のこと、協働の支援についてなど、さまざまな意見交換を行いました。
この後もいくつかの現場を見学の上で、グループ研究の題材を検討するとのこと。2日間の工程が学びの糧になれば幸いです。

(report/Suzuki)