活動のご報告
<EPO東北>協働取組の加速化事業 中間報告会開催 ~仙台編~/2015.11.6
2015.11.19 17:50
環境省事業平成27年度「地域活性化に向けた協働取組みの加速化事業」に採択されたプロジェクトが各地で進められています。
東北ブロックではプロジェクトの進捗状況を確認する中間報告会を開催しました。
【中間報告会in仙台】

日時:2015年11月6日(金)13:30~15:30
場所:EPO東北 会議室
参加:あきた地球環境会議メンバー
協働取組の加速化事業 アドバイザリー委員
東北地方環境事務所
GEOC(全国支援事務局)
EPO東北(東北ブロック支援事務局)
■引きこもり×森林保全
プロジェクトの舞台は白神山地の麓にある秋田県藤里町です。藤里町にある社会福祉協議会では働き世代の引きこもりに対する調査や社会復帰プログラムの提供に力をいれています。この取組に環境保全を掛け合わせている点があきた地球環境会議のプロジェクトの特徴です。
今年度はあきた地球環境会議と社会福祉協議会を中心にさまざまな団体と協働で秋田杉の未利用材を活用して「木ハガキ」製作を行う社会復帰プログラムと「木ハガキ」づくり体験を通じた環境教育プログラムをつくることを目指しています。
■主体性を引き出すためには
このプロジェクトは今年度から動き出したものであり、一緒にプロジェクトを進めていきたいと考えている団体の皆さんにもっとプロジェクトに参画してもらうにはどうしたら良いかが今一番の課題です。あきた地球環境会議に限らず、協働でプロジェクトを行おうとすると、まずぶつかるのがこの壁ではないでしょうか。
今回の報告会では、あきた地球環境会議よりパワーポイントによる現状報告を行った後、「主体性を引き出すためには」をテーマにアドバイザリー委員や全国支援事務局であるGEOCスタッフを交え意見交換を行いました。
アドバイザリー委員からは「参画団体が関われる場を作る必要がある」「関わるすべての人が活き・活かされる仕組みを検討して欲しい」等の意見が出ました。他にも若者・シニアのプロジェクト参画の可能性や「木ハガキ」の販売方法などに対しても活発な意見交換が行われ、充実した報告会になりました。
今回の報告会ではアドバイザリー委員からさまざまな宿題、ヒントをいただきました。支援事務局として採択団体と一緒に1つひとつの課題を向き合い、協働取組を進めるお手伝いをしていきたいと思います。
(Report/Nasuno)
◆環境省事業平成27年度「地域活性化に向けた協働取組みの加速化事業」◆
民間団体、企業、自治体などの異なる主体による協働取組を実証するとともに、協働取組のプロセス、協働取組を推進していく上で必要なノウハウや留意点などを明らかにし、協働取組を行おうとする者の参考資料として共有することを目指しています。
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