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活動のご報告

活動のご報告

【東北ESD/SDGsフォーラム2024in福島只見】を開催しました(11/14-15)

2024.12.26 11:15

東北地方ESD活動支援センターでは、東北地域のESDやSDGsの実践事例を広く発信し、理解を深め、知見・ノウハウを学び、
活動につなげていただく機会として、年1回東北ESD/SDGsフォーラムを開催しております。
今年度は、福島県只見町でホールエリアで取組むESD/SDGsの事例を共有する機会として2日間に渡り実施いたしました。
 

東北ESD/SDGsフォーラム2024in福島只見 ~ホールエリアとしてのESDの推進を目指して~

主 催:ESD/ユネスコスクール・東北コンソーシアム、環境省東北地方環境事務所、東北地方ESD活動支援センター
後 援:福島県、福島県教育員会、只見町、只見町教育委員会、
            ESD活動支援センター、北海道地方ESD活動支援センター、関東地方ESD活動支援センター、中部地方ESD活動支援センター、
            近畿地方ESD活動支援センター、中国地方ESD活動支援センター、四国地方ESD活動支援センター、九州地方ESD活動支援センター

■ 11/14 体験活動
日 時:2024年11月14日(木)16:00~17:00
会 場:季の郷 湯ら里 いわかがみ (福島県南会津軍只見町大字長浜字上平50)
参 加 者:31名
内 容:「自然首都・只見伝承産品」つくるふれる体験活動
             ①つる細工によるストラップ作成(明和民芸品保存会)、②只見の手鞠(ちよの会)、③ぜんまい綿毛のコースター(つむぎやikuko)

只見町の伝承産品の中から、3つの産品につくるふれる体験活動を実施いたしました。
それぞれブースに分かれ、担当者に教わりながら作成に取組みました。
参加者は、古くから自然のものを使い、大切に受け継がれてきた伝承産品への思いを伺い、作成の大変さも感じながら、
思い思いの体験を楽しんでおりました。
 
 

■ 11/15 フォーラム
日 時:2024年11月15日(金)9:00~11:30
会 場:季の郷 湯ら里 ゆきつばき
参 加 者:会場参加 90名
                   オンライン参加 15名(最高瞬間視聴率)
内 容:(1)開会挨拶
                   見上一幸氏/東北地方ESD活動支援センター 企画運営委員長
          (2)基調講演
                  「ユネスコエコパークの町只見への期待~ESD/SDGsの推進に向けて~」
                    斎藤恭紀氏/福島テレビ株式会社 営業・メディア本部 報道局報道部 気象予報士・防災士
            (3)   取組紹介
                    ①「ユネスコエコパークとしてのまちづくり」 渡部勇夫氏/只見町町長
                    ②「只見から世界をめざすものづくり」 鈴木誠氏/株式会社会津工場 取締役統括本部長
                    ③「持続可能な地域をめざす農業の役割」 三瓶清志氏/有限会社さんべ農園 代表
                    ④「ESDを通したまちづくり」 目黒祐紀氏/只見町中央公民館 館長
                    ⑤「手鞠復活への思いと夢」 渡部ヨリ子/ちよの会 代表
            (4)   閉会挨拶
                    市瀬智紀氏/ESD/ユネスコスクール・東北コンソーシアム 運営委員長
 
 
ユネスコエコパークを中心としながら、町全体(ホールエリア)でESDに取組む只見町の活動を発信する機会として、フォーラムを開催いたしました。
基調講演では、福島放送で気象予報士としてお天気担当している斎藤恭紀氏から気象のお話から、只見町の自然、文化など様々な視点に触れていただきながら、只見町の素晴らしさをお話いただきました。
取組紹介では、町長、企業、農業従事者、公民館、伝承産品など、5名にお話をいただきました。只見町の伝統と文化、技術などさまざまな視点で魅力を伝えていただき、またそれらを未来につないでいくみなさまの想いと活動に触れられる貴重な機会となりました。
 
 
◇参加者の声(アンケートより抜粋)
・ESD/SDGsへの取り組みには地域全体の意識の高まりが必要と再認識できました。
・グローバルな視点で地域ができる取組はグローカルとして認識されるようになり久しいですが、これまでの取り組みは視野を広げることばかり      でローカルの視点が足りなかったのではないかと感じました。
・SDGsはよく聞きますが、ESD教育のことを知り、次世代を担う教育が小さいころから学ばれて育っていることに心から感動し応援したいと思      います。
・どんな小さな取組みも個人(少人数)からでもまた高齢になってからでも未来につながる取り組みができるんだということを心に止めたいと        思います。
・これまでの先人が行ってきたごく当たり前のことが、いま世界から求められているESDやSDGsだったと感じた。