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活動のご報告

活動のご報告

ビオトープフォーラムin仙台2024を開催しました(6/14)

2024.07.23 09:05

生物多様性の損失が世界中で様々な影響を引き起こしており、気候変動問題と共に取り組むべき重要な課題であるとの認識が急速に広まっています。
生物多様性保全の啓発と共に、持続可能な自然共生社会の推進とビオトープ活動の輪を広げることを目的としたフォーラムを開催いたしました。
 
【催事名】ビオトープフォーラムin仙台2024-私たちの豊かさは多様な生き物の棲む地球から―
【開催日】2024年6月14日(金)
【会場】東北大学 青葉山新キャンパス 環境科学研究科 本館2階 大講義室(J22)
【入場者数】 110名
【主催】特定非営利活動法人 日本ビオトープ協会
【共催】自然環境復元学会、東北環境パートナーシップオフィス(EPO東北)
【プログラム】
  (1)開会挨拶
     日本ビオトープ協会 会長 久郷愼治
  (2)祝辞
     宮城県
     仙台市
 <第1部>
  第16回ビオトープ顕彰受賞作品 表彰式
   審査結果報告 顕彰委員長 鈴木邦雄氏
    ◆ビオトープ大賞:「あさはた緑地ビオトープ」(静岡地区、静岡県)
    ◆審査委員長賞:「仙台・みどりの杜ビオトープ」(北海道・東北地区、宮城県)
    ◆技術特別賞:「調整池のビオトープ」(中部地区、愛知県)
    ◆学校ビオトープ特別賞:「老蘇小学校ビオトープ」(近畿地区、滋賀県)
    ◆環境教育賞:「広島県立湯来南高等学校ビオトープ」(中・四国地区、広島県)
   事例発表:「あさはた緑地ビオトープ」「仙台・みどりの杜ビオトープ」
 
 
 <第2部>
  ◆環境DNA観測網「ANEMONE」の挑戦 -地域主導のネイチャーポジティブ実現に向けて-
   東北大学大学院生命科学研究科 教授 近藤倫生氏
  
  ◆基調講演「これからの地球環境と私たちの暮らし」-新たなる自然共生社会を目指して-
   国立環境研究所 生物多様性領域 室長 五箇公一氏
 
  ◆特別講演「仙台湾岸でよみがえる ふるさとの自然」
   自然環境復元学会長、東北学院大学教授、日本ビオトープ協会顧問 平吹喜彦氏   
 
 
 (3)閉会の辞
     日本ビオトープ協会 副会長 佐竹一秀
 
第1部では、ビオトープ顕彰の表彰式が行われ、表彰状が授与されました。受賞した2団体から、地
域の特性を生かした取り組みのご紹介をいただきました。第2部では、3名の登壇者にご講演をいただきました。
最初に近藤倫生氏(東北大学大学院生命科学研究科 教授)から『環境DNA観測網「ANEMONE」の挑戦』と題したご講演をいただきました。温暖化による海洋生態系の変化を把握し、生物や資源の変動を予測する研究が行われています。この研究を元に地域の産業に役立てる試みが始まっています。
基調講演では、『これからの地球環境と私たちの暮らし』と題して五箇公一氏(国立環境研究所 生物多様性領域 室長)に講演をいただきました。豊かな人間社会を維持するために、身近な問題事例を交えて生物多様性の大切さについてお話いただきました。
特別講演では、『「仙台湾岸でよみがえる ふるさとの自然」と題して平吹喜彦氏(自然環境復元学会長、東北学院大学教授、日本ビオトープ協会顧問)にご講演をいただきました。東日本大震災以降、地域と連携して実施しているエコトーンのモニタリング調査の成果と、その管理が防災・減災の観点からも重要であるというお話をいただきました。
(Report/Megumi)
 
→詳細はこちらからご覧ください(外部リンク)
 
 

 
 
  【フォーラム連携イベント】 
    同時期開催 6月13日(木)~16日(日)
    ◆「ネイチャーポジティブ アクション ポスター展 in 青葉山」
      【入場者数】 370名
    ◆せんだい環境学習館 たまきさんサロン
      「ビオトープフォーラムin仙台2024連携講座」