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活動のご報告

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防災会議(23) 森には癒しの力がある/2013.3.15

2015.03.25 13:43

 2015年3月14日から18日にかけて宮城県仙台市で第3回国連防災世界会議が開催されています。東日本大震災の被災地である仙台市で開催することは、被災地の復興を世界に発信するとともに、防災に関する日本の経験と知見を国際社会と共有することが期待されています。
 第3回国連防災世界会議についてはこちらをご覧ください。
 本会議開催に合わせて、仙台市内の多くの会場で一般向けのパブリックフォーラムが開催されます。数多くあるイベントにEPO東北スタッフも参加してきましたので、その模様をご報告いたします。
 
 
 JASFAの活動拠点の1つである宮城県東松島市のキーパーソンである作家でナチュラリストのC.W.ニコル氏を迎え、一般社団法人C.W.ニコル・アファンの森財団の被災地支援の取組について講演いただくと伺い、参加してきました。
 一般社団法人C.W.ニコル・アファンの森財団についてはこちらをご覧ください。
 森の学校についてはこちらをご覧ください。
 
催事名:震災を経て強いまちづくりに挑む「産学公民」活動事例
主催:一般社団法人 持続可能で安心安全な社会をめざす新エネルギー活用推進協議会(JASFA)
日時:3月15日(日)14:00~17:00
会場:TKPガーデンシティ仙台
 
 はじめに、「心に木を植える」と題し、C.W.ニコル氏より基調講演が行われました。ニコルさんは幼少の頃よりよく森で遊んでいたそうです。その経験から、森には癒しの力があると感じていました。震災後、森で被災地の子どもを少しでも癒せないかと考え、一般社団法人C.W.ニコル・アファンの森財団の活動拠点である「アファンの森」に子どもたちを招待しました。森に遊びに来た子どもたちは無邪気な笑顔を取り戻し、それを見た親御さんたちも笑顔になったそうです。講演途中でアファンの森で遊ぶ子どもたちの映像が流れました。その映像を優しい眼差しで見つめるニコル氏の表情がとても印象的でした。
 
 
 講演後、「東松島の「森の学校」を復興のシンボルに」と題し、パネルディスカッションが行われました。東松島市では一般財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団と連携し、森の循環や自然の摂理がその場で感じられるような「森の学校」づくりに取り組んでいます。防災には物資などの準備だけでなく、担い手育成も大切です。子どもたちが自然に触れ合える機会をつくり、未来を担う子どもたちをしっかり育てたいと話し合われていました。
自然とのふれあいを大切にする「森の学校」の取組はとても素晴らしいと思いました。「森の学校」によって多くの未来を担う子どもたちが育つことを願っております。
 
(Report/Nasuno)