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活動のご報告

活動のご報告

防災会議(13)ワールド・ユース・フォーラム~世界の青年と考えよう、身近な防災~/2015.3.14

2015.03.24 13:57

 2015年3月14日から18日にかけて宮城県仙台市で第3回国連防災世界会議が開催されています。東日本大震災の被災地である仙台市で開催することは、被災地の復興を世界に発信するとともに、防災に関する日本の経験と知見を国際社会と共有することが期待されています。
 第3回国連防災世界会議についてはこちらをご覧ください。
 
 本会議開催に合わせて、仙台市内の多くの会場で一般向けのパブリックフォーラムが開催されます。数多くあるイベントにEPO東北スタッフも参加してきましたので、その模様をご報告いたします。
 
催事名:国連防災世界会議関連事業
    ワールド・ユース・フォーラム~世界の青年と考えよう、身近な防災~
主催:内閣府青年交流担当
日時:2015年3月14日(土)17:45~19:45
会場:TKPガーデンシティ仙台勾当台ホール1
 
内容:
(1)第1部:導入 大船渡・陸前高田訪問の成果発表
(2)第2部:パネルディスカッション
(3)第3部:まとめ
 
参加国
バーレーン、ブラジル、インド、ケニア、ニュージーランド、オマーン、ペルー、スリランカ、トルコ、英国及び日本
 
 2014年度の内閣府国際交流事業であるグローバルユースリーダー育成事業「シップ・フォー・ワールド・ユース・リーダーズ」で被災地を訪問した参加青年代表が、日本の防災や復興の取組から学んだことを発表しました。2015年2月、世界10か国と日本の青年約210名が11グループに分かれて、小学校や福祉施設、事業再開を果たした企業などを訪問し、東日本大震災から4年となる大船渡市と陸前高田市の現状を学んだそうです。
 また、ブラジルやスリランカ、イギリスなど世界各国の青年たちから身近な減災・防災対策の紹介と、地域社会で若者に何ができるかをテーマとしたパネルディスカッションがありました。若者の貢献の在り方として「教育の機会への参加」「SNSの活用」「減災・防災についての政策立案の過程に関わること」などが挙げられていました。
 休憩時には、自国のお菓子を振る舞うという参加者への気遣いもありました。
 印象的だったのは、彼らが社会に変化をもたらすことができると自分たちの力を信じていること。世界の減災・防災対策を共有して学び合うとともに、彼らのようにより良い社会を築こうと若い世代が未来について主体的に考えること、関与していくことが大事なのかなと感じました。
 
(Report/Oyamada)