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【資源エネルギー庁】2023―日本が抱えているエネルギー問題(中編)

2024.05.20 09:05

TOPICS
1.脱炭素化のイノベーション
2.再エネの導入拡大

脱炭素化のイノベーション
2050年までのカーボンニュートラルの実現を表明している日本では、さまざまな技術開発や社会構造の変革がおこなわれています。その中には革新的・野心的な取り組みも多くあります。多様な分野で進んでいる脱炭素化のためのイノベーションを、いくつかご紹介します。
 
① 水素
水素は、次世代のエネルギーとして検討されている資源のひとつです。水素は使用してもCO2が発生せず、水はもちろんガスや石炭など多様な資源からつくることができます。さらに、製造過程で再生可能エネルギー(再エネ)由来の電気を使えば、CO2フリーの水素をつくり出すことができます。すでに燃料電池自動車の燃料として活用されていますが、水素社会を実現するためには、水素のさらなる需要の拡大と、その需要をまかなえるだけの水素の供給に向けて、国内で最大限製造を進めるとともに、国際的な水素サプライチェーンの構築を進めていく必要があります(サイト内リンクを開く「次世代エネルギー『水素』、そもそもどうやってつくる?」参照)。
 
② アンモニア
アンモニアも次世代のエネルギーとして期待されています。アンモニアは、以前から製造・利用されているため、既存の技術を活用できるというメリットがあり、水素を効率的に輸送・貯蔵する「水素キャリア」としても活用できます。また、燃焼速度(火炎中の化学反応の速さ)が石炭に近いことから、石炭火力の脱炭素化を目指してアンモニアの利用検討が進められており、CO2排出量の少ない火力発電を目指しています(サイト内リンクを開く「アンモニアが“燃料”になる?!(前編)~身近だけど実は知らないアンモニアの利用先」参照)。
 
③ CO2を削減する技術の開発
大気中へのCO2排出を削減する技術のひとつとして、発電所や工場などから排出されたCO2を分離・回収し、コンクリートやプラスチック原料などの資源として利用する「CCU/カーボンリサイクル」や、分離・回収したCO2を地中に貯留する「CCS」などがあります。
 
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