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【東北地方環境事務所】トレイルエンジェル100人の思い (1)片山和一良さん

2024.03.21 09:05

みちのく潮風トレイルは、2013(平成25)年11月に八戸市から久慈市の区間が開通しました。最初の開通から2023年で10年が経ちました。
歩く人(ハイカー)が徐々に増えて、地域の人たちとハイカーが交流を楽しむ様子が聞こえてくるようになりました。
ハイカーを好意的に迎え、サポートする地元の人たちは「トレイルエンジェル」と呼ばれています。このコーナーでは、みちのく潮風トレイルの「トレイルエンジェル」に環境省職員が直接インタビューを行い、トレイルエンジェルからいただいた言葉を紹介していきます。

〔1〕片山 和一良さん
震災直後、地震と津波で瓦礫の山となった町をどのように復興させたらいいのか?
遊び場を失った子供たちに未来の越喜来(おきらい)を画用紙に描いてもらい展示したことが
きっかけとなり、人が集まる場として、潮目を作りました。
親潮と黒潮がぶつかる三陸沖の世界三大漁場となっている潮目は有名ですが、ここでは、
地元住民と旅人(ハイカー)が出会います。
潮目の建物は、理容室ニュー清水のプレハブ店舗を譲り受けて、移築したものです。
また、建物の横に、旧越喜来小学校の児童を津波から救った非常階段を屋根材に取り付けた
掲示板を設置しています。
潮目では、日頃から、地元の人が寄り合いを開いたり、子供たちの遊び場として利用されています。
ハイカーと子供たちが一緒に楽しんでいる感じがいいです。
ハイカーにこの地域をゆっくり見て貰うため、潮目近くにお薦めコースをつくったり、
トレイルルート上に楽しんでもらうための仕掛けを設けたりしています。
ハイカーには、色々な職業の方がいられると思いますが、私自身、ハイカーからたくさんの
影響を受けてきました。
 
自由に使ってもらえるうちは、潮目を続けようと思います

震災伝承施設 潮目 館長 (2024(令和6)年2月16日)
岩手県大船渡市三陸町のトレイル上にある廃材を活かしたカラフルな外観の「潮目」は、国内外のハイカーが集い、地域住民との交流が広がる空間です。「潮目」の創設者である片山さんは「人と人が交わり合う場になって欲しい」と語ります。
 
 
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