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【ecojin】[ecoアクション]ごみ出しのコツをつかんで楽しく分別しよう!

2024.02.27 09:05

今月のアクション
ごみ出しのコツをつかんで
楽しく分別しよう!
 
誰もが毎日必ず出している「ごみ」。一人が1日に出すごみの量は、平均890gにものぼります(*1)。ごみの焼却には多くの二酸化炭素が発生し、また、最終処分場(*2)の寿命は、あと20年ほどだと考えられており、差し迫った課題になっています。(*3)
ごみを減らすことは、地球環境に優しいことはもちろんのこと、ごみ袋を削減することで家計の節約に繋がります。コツをつかめば、分別が楽しくなります! 今日からアクションしてみませんか?
 
*1 環境省「日本の廃棄物処理 令和3年度版(令和5年3月)」
*2 リユース(再利用)やリサイクル(再資源化)が困難なものを処分するための施設
*3 環境省「一般廃棄物の排出及び処理状況等(令和3年度)について(令和5年3月)」
 
ごみを減らすには、マイバッグを利用するなどの「発生抑制=リデュース(Reduce)」、フリーマーケットサイトで売るなどの「再利用=リユース(Reuse)」の「2R」の取り組みが重要です。
そして、それでも発生してしまうごみを資源にする「再資源化=リサイクル(Recycle)」も欠かせません。
プラスチックや資源ごみなどは、正しく分別しなければリサイクルすることができません。
“混ぜればごみ、分ければ資源”といいますが、最終処分されるごみの量を減らすためには、一人一人がきちんと分別を行うことが大切です。
面倒に思う人もいるかもしれませんが、ちょっとしたコツをつかめば想像が膨らみやすくなり、ゲーム感覚で楽しめるようになります。ごみの4分類と出し方をおさらいしましょう。
 
ごみ分別の基本をおさらい&疑問にお答えします!
家庭ごみは、基本的には「可燃ごみ」「不燃ごみ」「資源ごみ」「その他ごみ」の4つに分類されます。
 ※分別や呼び方は地域によって異なる場合があります。自治体で決められたルールに従ってください。
 
可燃ごみ
例:生ごみ、木くず(割り箸、楊枝など)、革製品、紙類(ティッシュペーパーなど)

Point
生ごみの80%が水分。臭いの原因となり、焼却炉で燃えにくくなるため、余計な焼却エネルギーを使うことになります。なるべく水気を切ってから捨てましょう。
 
不燃ごみ
例:金属製品(刃物など)、ガラス製品、陶磁器、小型電化製品(おもちゃ、電子タバコなど)、
発火性のもの(ライターなど)

Point
壊れていないものはリサイクルショップに持ち込んでみると◎。
壊れて修理ができない小型電化製品は、自治体のリサイクル回収ボックスなどで回収している場合があるので、ごみに出す前に確認してみましょう。
リユースもリサイクルもできないものは、不燃ごみに出しましょう。
リチウムイオン電池……モバイルバッテリーや、加熱式たばこなどに搭載されている、リチウムイン電池。
可燃ごみなどに出され、収集車やごみ処理施設で火災に至るケースが多発しています。ほかのごみに混ぜず、自治体の指示に従って廃棄しましょう!

・資源ごみ
例:ビン、缶、ペットボトル、古紙(新聞、雑誌、ダンボール、牛乳パックなど)、容器包装プラスチック(プラマーク入りのお菓子袋や卵の容器、弁当パック、洗剤やシャンプーのボトル、レジ袋、発泡スチロールなど)、製品プラスチック(プラスチック製保存容器、バケツ、洗面器、プラハンガー、CDなど)

Point
プラスチック類……ペットボトルはキャップを外してラベルを剥がし、ペットボトル資源に出しましょう。コーヒーショップのプラカップやシャンプーなどの空容器(容器包装プラスチック)は、すすいでプラスチック資源に。
製品プラスチックは、これまで不燃ごみ扱いの自治体が多かったのですが、法律(*4)改正により、資源ごみに出せる自治体が増えました。ハサミで切ってカサを減らして出せば、ごみ袋の使用量が減り節約に繋がります。
*4 プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律(2022年4月1日施行)
 
紙類……チラシ類は、可燃ごみではなく紙袋などにひとまとめにして出すことで、リサイクルできます。
 
新聞・雑誌・ダンボール・チラシ類を出す際は、分別を忘れずに。新聞は新聞、雑誌は雑誌と、それぞれ分けて出しましょう。
洗剤の箱など匂いがついている紙類や、ピザの箱など汚れがついた紙類、
撥水加工がされた紙皿・紙コップなどはリサイクルできないため、可燃ごみに出しましょう。
 
ビン・缶……水で洗ったり、紙で拭き取ったりして汚れを落とし、ビン資源に出しましょう。
油などの汚れが落ちにくいびん、割れたビンは不燃ごみへ。
 
スプレー缶……他の缶や可燃ごみ・不燃ごみと混ぜないこと! わかりやすく別の袋に入れ、不燃ごみの日に出しましょう。
使い切らないまま捨てられたことによる、収集車の火災が多発しています。
また、中身が入っている状態で穴を開けることは危険です。
近年は「中身が残っていても、穴は開けずそのまま出して」という地域も増えているので確認を。
 
・その他ごみ
例:粗大ごみ、大型電化製品

Point
粗大ごみ……大型のごみは、自治体の粗大ごみ受付センターに連絡をして、
粗大ごみ処理券を貼って出す必要があります。大型の目安は、東京都なら1辺30cm以上。
 
大型電化製品……家電リサイクル法対象品(エアコン・テレビ・冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機・衣類乾燥機)は、自治体で回収を行っておらず、販売店などを通じて、製造業者に引渡す必要があります。
 
近年、自治体が買取事業者と提携しリユース(再利用)を推進しているケースもあります。 
また、不要品を地域の掲示板で譲渡・販売できるサービスなどもあるので、活用しましょう。
ただし、不用品回収業者の中には高額な回収費用を請求する悪質な業者もいます。
家庭ごみは、市区町村の責任のもとで適正に処理する必要があり、
市区町村の許可や委託を受けずに、回収業者が収集することは認められていません。
十分に注意しましょう。
 
覚えておきたい
「9割ルール」とは?
ごみ出しにおいて「9割ルール」という言葉があるのをご存知ですか? 素材の9割が可燃(or不燃)ごみなら、1割の不燃(or可燃)ごみが付いていても可燃(or不燃)ごみで出せる、というルールです。
例えば、魚肉ソーセージの包装を捨てる場合「両端の金属をハサミで切って不燃ごみに出し、ビニール部分は可燃ごみに出す」のが一番です。
ただし、「9割ルール」にのっとって、金属を切り取らなくても可燃ごみに出すことができます。覚えておきましょう!
 ※地域によって異なる場合があります。お住まいの自治体の分別ルールをご確認ください。
 
 
→詳細はこちらからご覧ください(外部リンク)