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【環境省:ecojin】猛暑や大雨によって起こる災害にどう備える? 気候変動の観点から、防災について考えてみよう

2023.10.18 09:05

極端な猛暑や大雨などの異常気象によって深刻な気象災害が発生するなど、
私たちの生活は、既に気候変動の影響を受け始めています。
今後起こりうる大きな災害に備えて防災意識を高めるとともに、
気候変動のリスクを小さくするため私たちに今なにができるか、
改めて考えてみましょう。
 
 
CONTENTS
1. なぜ気候変動が起こっているの?
2. 温暖化のリスクを小さくするために、私たちができること
3. 相次ぐ気象災害、まずは常日頃から「備え」をチェック!
4. まとめ
 

1なぜ気候変動が起こっているの?
そもそも「気候変動」とはなんでしょうか?
気候変動とは、気温や気象パターンの長期的な変化のことで、たとえば平均気温の上昇(温暖化)や豪雨など、異常な自然現象の発生頻度が増していることが挙げられます。
その要因には、太陽の活動や火山の噴火、海流の変動といった「自然要因」と、人間活動に伴う「人為的要因」があります。
 
人為的要因の例としては、温室効果ガスの増加や、森林破壊などがあります。温室効果ガスには熱を蓄え地表を温める働きがあり、大気中の濃度が高いほど温室効果がアップするため、気温の上昇につながります。
温室効果ガスの一つである二酸化炭素(CO2)は、私たちの生活に不可欠な電気などのエネルギーを作るために化石燃料を燃やすことで排出され、大気中の濃度は年々増加し続けています。
また、光合成によってCO2を吸収する森林が大規模な伐採や火災などで破壊されると、大気中のCO2 吸収量が減少し、地球温暖化に影響を与えると考えられます。
 
温暖化が進むと大雨が頻発するといわれています。
その理由は、気温が上がることで海や地上から蒸発する水分量が増えるためです。大気中の水蒸気量が多くなると、今まで経験してこなかったような大雨をもたらすのです。
 
データで知る世界の平均気温の変化
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第6次評価報告書によると、大気中のCO2濃度は1750年から2019年の間に47%も増えている(確信度が非常に高い)と報告されています。
 
一方で、世界の平均気温も上昇傾向にあり、気象庁のデータによると、2022年の世界の平均気温(陸域における地表付近の気温と海面水温の平均)は、1991〜2020年の30年間の平均値からみると+0.24℃でした。
これは1891年の統計開始以降、6番目に高い値です。
さらに長期的に見てみると、100年あたり0.74℃の割合で上昇しており、特に1990年代半ば以降は高温となる年が多くなっています。
この近年の温暖化傾向の主な原因は人為的な温室効果ガスの増加であることがわかっています。
 
 
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