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【経済産業省:METI Journal】[沖縄発]廃ガラスが生み出す新しい資源!「スーパーソル」で目指す循環型社会とは

2023.10.05 09:05

家庭や飲食店から毎日大量に出る瓶などの廃ガラスは、極めて再利用が難しいと言われる。以前は地中に埋めるなどほとんどが廃棄処分されてきた。
 
この難物を、ゴミではなく新しい資源としてとらえ、建築、土木、園芸などに多目的に利用できる人工軽石「スーパーソル」に生まれ変わらせたのが、沖縄県八重瀬町を拠点にリサイクル事業などを手がける「トリム」だ。
 
SDGs(持続可能な開発目標)の達成が世界的に求められている中、「沖縄発で循環型社会の構築を」と奮闘している。
 
「スーパーソル」と共に「トリム」が目指す未来とは……。
 

「多彩なパンを焼き上げるように」多用途の人工軽石が次々に誕生
那覇市の中心部から南へ車で約30分。八重瀬町新城(あらぐすく)の海に臨む高台には青々とサトウキビ畑が広がる。
 
その一角、サトウキビの海に帆を休める船のように「トリム」の本社・工場はたたずんでいる。
 
「トリム」はノルウェーの造船用語で風力や風向き、波の様子を的確に読み、船体のバランスを取り操舵(そうだ)する技術を意味する。同社が「地球にやさしい土壌還元型資材」であり「資源循環型社会の構築において必要不可欠だ」と自信を示すのが「スーパーソル」だ。
 
家庭や飲食店などから回収されたガラス瓶を、そのまま「ガラス破砕機」に入れて砕き、8mm以内のガラス粒にする。
 
これを更に「ガラス粉砕機」に掛けて粉々にすると、35ミクロンの小麦粉状のパウダーになる。これを更に細かなふるいに掛けた上で、発泡添加材を加えて、焼き上げると人工軽石「スーパーソル」が出来上がる。
 
「『スーパーソル』の製造はパン作りに似ています。
小麦粉から色々なパンができるように、ガラスを小麦粉のような粉末にすることで、様々に性質の違う『スーパーソル』を製造することができるのです」
 
全国から訪れる工場見学者には、こうパン作りに例えて解説しているという。
 
 
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