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【環境省】令和5年度「令和の里海づくり」モデル事業の実施団体の決定について

2023.08.09 09:05

1.藻場・干潟等の保全・再生等と地域資源の利活用の好循環形成や連携体制づくり等を行うモデル事業を実施する12団体を公募により決定しました。
2.環境省では、瀬戸内海を始めとした閉鎖性海域において、生物多様性や生物生産性を確保する豊かな「令和の里海づくり」活動を推進してまいります。
 

■ 「令和の里海づくり」モデル事業の募集概要
(1)背景・目的
生物の産卵場所、生息・生育の場、水質浄化、二酸化炭素の吸収・固定等、多面的な機能を有している藻場・干潟については、今後一層、保全・再生・創出を進めていくことが重要とされています。
これらの藻場・干潟を含む沿岸域は、元来美しい自然と人の営みが古くから共生してきた「里海」でもあり、瀬戸内海環境保全基本計画(令和4年2月変更)においても、「瀬戸内海の水質改善」から、沿岸域のきめ細やかな栄養塩類管理や藻場・干潟等の保全・再生・創出といった「地域の実情に応じた里海づくり」への転換を図るとの考え方が示されています。

また最近では、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全することを目指す「30by30目標」に向けたOECM(保護地域以外で生物多様性保全に資する地域)設定に向けた取組が進められており、令和5年度からは「自然共生サイト」の制度が開始されています。
さらに、藻場・干潟における炭素固定機能(ブルーカーボン)への期待の高まりも見られ、令和4年4月に施行された改正瀬戸内海環境保全特別措置法においては、再生・創出された藻場・干潟等も自然海浜保全地区に指定可能とされました。
 
こうした背景から、瀬戸内海を始めとした閉鎖性海域等で行われる里海づくりが、様々な地域課題の同時解決を図り、かつ持続可能なものとなるように、これらの里海の多面的機能を生かして地域資源の保全と利活用(ヒト・モノ・資金など)の好循環を生み出すことを目指す「令和の里海づくり」モデル事業を実施します。
 
 
(2)事業概要
本事業は、環境省事業「令和5年度藻場・干潟の保全・再生等と地域資源の利活用による好循環モデルの構築等業務」の一環として実施します。
地域の多様な主体が参加・連携する藻場・干潟等の保全・再生等と地域資源の利活用による好循環形成や連携体制づくり等を行う地域の優れた取組について、その経費(上限5百万円)を支援するモデル事業を行うことで推進いたします。
 
 
(3)実施団体(12団体)
本年5月2日から5月26日まで公募を行い、審査の結果、以下の12団体に決定しました。各団体の事業概要は添付資料のとおりです。
 ・特定非営利活動法人 荒川クリーンエイド・フォーラム(東京都)
 ・サカイオーベックス株式会社(福井県)
 ・大阪府(大阪府)
 ・新庄漁業協同組合(和歌山県)
 ・一般社団法人 スマートな島ぐらし推進協議会【くにうみの里海プロジェクト】(兵庫県)
 ・岡山水産物流通促進協議会(岡山県)
 ・一般社団法人みんなでびぜん(岡山県)
 ・尾道東部漁業協同組合(広島県)
 ・防府市藻場造成による豊かな里海づくり協議会(山口県)
 ・おおつき里海づくり協議会(高知県)
 ・宗像市(福岡県)
 ・特定非営利活動法人 賀谷藻場保全会(長崎県)
 
 
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