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【地球人間・環境フォーラム】バイオマス国際ウェビナー「米国木質ペレット工場による大気汚染排出と健康被害」【開催日8/9(水) 】

2023.08.02 09:05

1.開催趣旨
再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)により促進されている木質バイオマス発電や、石炭とバイオマスの混焼向けに、今後、約850万トンの木質ペレットが米国から輸入されると予想されている。
生産地では、大量の木材を伐採し調達し続けることによる生物多様性や森林の多面的機能への影響だけでなく、木質ペレット工場からの大気汚染物質排出による住民の健康被害も問題となっている。
これまでにドラッグス社やエンビバ社のペレット工場が米国の大気汚染防止法違反で罰金を科されている(*)。

ペレット工場の多くは、黒人などマイノリティのコミュニティ、つまり所得や教育水準が低く、トラブルがあっても訴訟などについての知識や経済的余裕が乏しい人々の暮らす地域に建設されており、「気候正義」の観点からも問題があると考えられる。
 
この問題は、米国国内における公害であると同時に、大量の木質ペレット輸入国である日本にとっても、持続可能性やビジネスと人権の観点から無関係ではない。
 
本セミナーでは、木質ペレット工場からの大気汚染に詳しい現地の専門家に状況を伺い、日米両国が今後どのように取り組んでいくべきかについてディスカッションする。
 

2.開催日時
  2023年8月9日(水)9:00~10:30
 
 
3.主催
  NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク
  一般財団法人地球・人間環境フォーラム
  マイティー・アース
 
 
4.プログラム(同時通訳付)
 
  9:00 開会
 
  9:05~9:10
  「米国の木質ペレット生産状況と日本への輸出(仮題)」 ロジャー・スミス(マイティー・アース)
 
  9:10~9:50
  「米国木質ペレット工場による大気汚染と健康被害(仮題)」 Patrick Anderson(Environmental Integrity Project)
 
  9:50~10:00
   コメント 明日香壽川(東北大学教授)
 
  10:00~10:30 質疑
 
(*)詳細は、以下をご参照いただければ幸いです。
ロジャー・スミス、泊みゆき「米国南東部の木質ペレット生産による大気汚染が健康に及ぼす影響」木材情報 2023年2月号
ロジャー・スミス「米国南東部の木質ペレット生産による大気汚染が健康に及ぼす影響」
 
 
5.参加費 無料
 
 
→詳細はこちらからご覧ください(外部リンク)