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【経済産業省】IoT技術を活用したサプライチェーン効率化及び食品ロス削減に関する実証実験を行います

2023.01.30 09:20

経済産業省委託事業「令和4年度流通・物流の効率化・付加価値創出に係る基盤構築事業(IoT技術を活用したサプライチェーンの効率化及び食品ロス削減の事例創出)」(委託事業者:株式会社日本総合研究所)において、賞味・消費期限別在庫管理及びダイナミックプライシングによるサプライチェーンの効率化及び食品ロス削減への効果を検証する実証実験を行います。
 
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1.背景と目的
流通・物流業においては、少子高齢化・人口減少による深刻な人手不足やそれに伴う人件費の高騰のため、運営コストが高くなっている状況にあります。また、古い商習慣をベースとしたルールが残っていること、サプライチェーン上の在庫情報等の可視化及び可視化されたデータの共有による効率化ができていないことを背景として、返品や食品ロスの発生といった問題も生じています。
こうした状況を踏まえ、本事業では、IoT技術やデータを活用することにより、サプライチェーン全体の効率化や社会課題となっている食品ロス削減に資するような事例創出のため、令和4年度中に複数の実証実験を行う予定です。
本実証実験では、賞味・消費期限別在庫管理及びダイナミックプライシングによるサプライチェーンの効率化及び食品ロス削減への効果を検証します。なお、本年度の実証実験では、昨年度の実験の結果を踏まえ、あらかじめ設定された価格ルールに基づき、人手を介さずに1日複数回、在庫状況を踏まえた自動での価格設定によるダイナミックプライシングを行います。
 
2.実証実験概要
実施期間
2023年1月24日(火曜日)から2023年2月26日(日曜日)
委託事業者
株式会社日本総合研究所
実施場所
まいづるキャロット浜玉店(佐賀県唐津市)
対象商品
パン
実験内容
●商品の入荷時に二次元バーコード「GS1 DataMatrix」が印字されたラベルを貼り付け、ラベルの発行データをダイナミックプライシングの専用ツール「サトー・ダイナミック・プライシング・ソリューション(以下、SDPS)」に取り込むことで、賞味・消費期限別の在庫状況を可視化します。
●SDPSは、あらかじめ設定された価格改定ルールに基づき、1日複数回、在庫状況を踏まえて自動で価格設定を行います。
●設定された価格は電子棚札とPOSシステムに自動連携され、消費者は電子棚札に表示された賞味・消費期限別の金額を確認・選択したうえで商品を購入します。
●これらの実験結果を踏まえ、サプライチェーンの効率化及び食品ロス削減への効果について検証します。
●なお、「GS1 DataMatrix」のPOSレジでの読み取りは、本実証実験が国内では初の導入事例となります。
 
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担当
商務・サービスグループ 消費・流通政策課長 中野
担当者:和仁、金、舩越 
電話:03-3501-1511(内線 4161)
03-3501-1708(直通)
メール:bzl-ryutsuseisaku★meti.go.jp
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