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【農林水産省】「てまえどり」が今年の新語・流行語大賞トップ10に選出されました!

2022.12.07 09:20

1.食品ロスについて
平成27 年9月に国際連合で採択された「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals:SDGs)のターゲットの1つに、
2030 年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食品廃棄物を半減させることが盛り込まれるなど、
国際的な食品ロス削減の機運が近年高まっています。
我が国においても、食品ロス削減の取組を「国民運動」として推進するため、令和元年10月に食品ロス削減推進法が施行され、
令和2年3月には、これに基づき「食品ロスの削減に関する基本的な方針」が閣議決定されました。
本基本方針において、2000年度(980万トン)比で2030年度までに食品ロスを半減させる目標(489万トン)を設定しており、
令和2年度の推計値は522万トン(このうち食品関連事業者から発生する食品ロスの令和2年度推計値は、275万トン。
2030年度の目標値は273万トン)となっています。
 
 
2.これまでの「てまえどり」の取組状況について  
(1)「てまえどり」のこれまでの普及
「てまえどり」とは、消費者が食品を購入してすぐに食べる場合に、商品棚の手前にある販売期限の迫った商品を積極的に選ぶ行動です。
「てまえどり」は、販売期限が過ぎて廃棄されることによる食品ロスを削減する効果が期待されています。
「てまえどり」は以前より民間で取り組まれており、例えば生活協同組合コープこうべと神戸市は、平成30年10月から、
この取組を連携して呼び掛けるキャンペーンを行ってきました。また、コンビニエンスストアにおいては、令和3年6月に、
一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会、消費者庁、環境省、農林水産省と共同で啓発物を作成し、大手コンビニエンスストア4社の
店舗において周知を行い、令和4年10月には当該4社に2社加えた6社で本取組を実施しているところです。
こうした官民連携の取組を通じて、「てまえどり」が、全国に広がりをみせています。
 
(2)農林水産省における「てまえどり」の普及活動
農林水産省では、10月の「食品ロス削減月間」に、「てまえどり」をはじめとした食品ロス削減に取り組む小売・外食事業者を募集・公表し、
取組事例等を発信しています。
省公式Youtubeチャンネル「BUZZ MAFF」において、「てまえどり」を呼びかける動画を作成し、食品ロス削減月間である
本年10月1日に公開しました。

 
3.新語・流行語大賞の受賞について
こうした官民の取組を通じて、「てまえどり」が、このたび「現代用語の基礎知識選ユーキャン新語・流行語大賞」のトップ10に選出されました。
本件受賞者は、コープこうべ及び神戸市、一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会、消費者庁・環境省・農林水産省、
農林水産省(BUZZ MAFF撮影メンバー)です。
今後とも、農林水産省は、関係省庁・関係団体と協力し、食品ロス削減に向けて「てまえどり」を推進してまいりますので、
皆様のより一層のご理解・ご協力をお願いします。
 
 
 
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【お問い合わせ先】
新事業・食品産業部外食・食文化課食品ロス・リサイクル対策室
担当者:岸田、浅田、髙橋
代表:03-3502-8111(内線4319)
ダイヤルイン:03-6744-2066