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オンラインセミナー「カナダ・ブリティッシュコロンビア州の林産業・木質ペレット生産現場 視察報告」【11/24(木)開催、要申し込み】

2022.11.18 09:20

再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)のバイオマス発電の認定案件のうち、8割以上は輸入バイオマスを主な燃料とし、
木質ペレットなどの輸入が急増しています。日本の木質ペレットの輸入元第2位のカナダからの輸入量は昨年100万トンを越えました。
そのほとんどをブリティッシュコロンビア(BC)州が占めています。
 
「残材や端材を使っている」「森林を持続可能に管理している」という木質ペレット製造企業の主張とは裏腹に、
現地のNGOからは「ペレットの製造に天然林が伐採されている」との指摘が続いてきました。天然林を伐採すると、
回復に数十~百年以上かかり、場合によっては回復しないリスクもあると考えられます。
 
一方、EUの再生可能エネルギー指令の改定(REDIII)で、一次木質バイオマスのエネルギー利用が補助金の対象から原則除外され、
「GHGプロトコル」(企業の温室効果ガス排出量の算定・報告のグローバルスタンダード)でもバイオマスの燃焼によるCO2は
カウントを求められるなど、気候変動対策としての木質バイオマス発電の有効性をめぐる議論が続いています。
 
本セミナーでは、今年9月にブリティッシュコロンビア州の林産業及びペレット生産の現場を視察した4名が、
現地の天然林や森林施業の実際の様子、現地の科学者や環境NGOの聞き取り、撮影した動画などを基に、現地視察の報告を行います。
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【開催概要】
日時:2022年11月24日(木)16:00~17:30
オンライン会議システムzoomを使用。
参加費:無料
 
【申込】
以下から事前登録をお願いします。https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_jkm7KDOFRMuMTDhcKcZZ-g
ご登録後、ウェビナー参加に関する確認メールが届きます。
 
【講演内容】
ロジャー・スミス(マイティ・アース)「カナダ木質ペレット産業の概要」
飯沼佐代子(地球・人間環境フォーラム)「BC州のペレット生産地視察報告ー老齢林は未利用材か」
鈴嶋克太(国際青年環境NGO A SEED JAPAN)「BC州の内陸温帯雨林とそこで見た伐採・植林の実態」
深草亜悠美(国際環境NGO FoE Japan) 「化石燃料キャンぺーナーから見た森林バイオマスの課題」
 
※講演内容は予告なく変更する可能性があります。
 
【主催】
地球・人間環境フォーラム、Mighty Earth
 
【共催】
バイオマス産業社会ネットワーク
 
【協力】
国際環境NGO FoE Japan、プランテーション・ウォッチ
 
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【お問い合わせ先】
地球・人間環境フォーラム
Mail: event@gef.or.jp