活動のご報告
<EPO東北>関東ブロック中間支援組織交流会/2016.1.18
2016.01.20 13:42
EPO東北ではさまざまな角度から「3.11」を振り返り、課題を共有し、意見を交わす交流会を開催してきました。「中間支援組織交流会」もこの1つです。
現場の最前線で支援活動に取り組んだ、地元の、そして全国から駆けつけてくださった多くの団体や企業、個人、自治体。
現場の最前線で支援活動に取り組んだ、地元の、そして全国から駆けつけてくださった多くの団体や企業、個人、自治体。
現場に駆けつけることはできないけれど遠くから応援してくださったあたたかな支援。
多くの善意が東北へと集まる中、現場では多くのミスマッチも生まれまていました。そんな中で、普段から幅広いネットワークを持つ中間支援組織が力を発揮し、仲介役として果たした役割は大きいと考えています。一方で、多くの課題も聞こえてきました。これから起こるかもしれない「もしも」に備えて、多くの団体と成果や課題を共有し、課題解決に向けた議論を深めようと、平成25年度より開催してきた交流会です。
=これまでの開催=
◇平成25年度 交流会in宮城
東北各県の中間支援組織の皆さんにお集まりいただき、互いの活動内容と成果、課題を共有し議論を深める交流会を開催しました。
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◇平成25年度 交流会in宮城
東北各県の中間支援組織の皆さんにお集まりいただき、互いの活動内容と成果、課題を共有し議論を深める交流会を開催しました。
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◇平成26年度 交流会in広島
東北の学びを共有し、これから起こるかもしれないもしものための議論を深めるために、東北地方と中国地方の中間支援組織の方々が意見を交換する交流会を開催しました。
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東北の学びを共有し、これから起こるかもしれないもしものための議論を深めるために、東北地方と中国地方の中間支援組織の方々が意見を交換する交流会を開催しました。
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■平成27年度関東ブロック中間支援組織交流会
東日本大震災を経験した東北の3団体の実体験に学び、中間支援組織である私たちに何ができるかを考え、今後の活動を展開していくきっかけとなることを目的とする交流会を開催しました。
日時:2016年1月18日(月)13:30~17:00
場所:GEOC
参加:34名
対象/関東ブロック1都9県の中間支援組織の皆さま
オブザーバー参加/関東ブロックの自治体
主催:環境省関東地方環境事務所、EPO関東
協力:EPO東北
内容:
(1)開会あいさつ/関東地方環境事務所
(2)参加者紹介
(3)環境省・関東EPO事業の情報提供
(4)東日本大震災の振り返り/EPO東北
(5)東日本大震災における中間支援組織 取組事例紹介
1)(宮城)大久保朝江氏(NPO法人杜の伝言板ゆるる)
2)(秋田)畠山順子氏(NPO法人あきたパートナーシップ)
3)(山形)齋藤和人氏(NPO法人山形の公益活動を応援する会アミル)
(6)ディスカッション
(1)開会あいさつ/関東地方環境事務所
(2)参加者紹介
(3)環境省・関東EPO事業の情報提供
(4)東日本大震災の振り返り/EPO東北
(5)東日本大震災における中間支援組織 取組事例紹介
1)(宮城)大久保朝江氏(NPO法人杜の伝言板ゆるる)
2)(秋田)畠山順子氏(NPO法人あきたパートナーシップ)
3)(山形)齋藤和人氏(NPO法人山形の公益活動を応援する会アミル)
(6)ディスカッション
進行:松原裕樹氏(NPO法人ひろしまNPOセンター)
1)オリエンテーション/ディスカッションの主旨と工程の説明
2)セッション1
・自己紹介、前半の気づき共有
A4用紙に事例紹介で印象に残ったキーワードを記入し、発表
・関東EPOより事前アンケート結果共有
3)セッション2
3グループにわかれてグループディスカッション
ディスカッション時の3つのテーマ
a)非常時の中間支援組織の役割
b)平常時にできること、東北地方と関東地方で連携できること
c)今後に向けた課題
(7)まとめと講評
(8)閉会
1)オリエンテーション/ディスカッションの主旨と工程の説明
2)セッション1
・自己紹介、前半の気づき共有
A4用紙に事例紹介で印象に残ったキーワードを記入し、発表
・関東EPOより事前アンケート結果共有
3)セッション2
3グループにわかれてグループディスカッション
ディスカッション時の3つのテーマ
a)非常時の中間支援組織の役割
b)平常時にできること、東北地方と関東地方で連携できること
c)今後に向けた課題
(7)まとめと講評
(8)閉会
開催日は全国的な大雪のため交通機関の乱れが生じましたが、1都9県から関心の高い皆さまにお集まりいただき、予定通り交流会を開催いたしました。
前半は、東北地方の中間支援組織の3名の方から取り組み事例を紹介していただきました。宮城では自らも被災しながら初動で県内のNPO350団体の安否確認を行ったこと、NPOの活動情報を発信し、寄付応援サイトを開設した取組が紹介されました。秋田県、山形県は岩手・宮城・福島からの避難者が多かったこと、また多くの県民がボランティア参加の希望を持っていたことから、ボランティア派遣支援や避難者受入・自立支援に取り組んでいます。
実践事例を伺うことで非常時対応について具体的にイメージができた様子で、参加者からは「所属団体では何ができるだろうか」の視点からの発言が多くみられました。
実践事例を伺うことで非常時対応について具体的にイメージができた様子で、参加者からは「所属団体では何ができるだろうか」の視点からの発言が多くみられました。
後半のディスカッションでは、前半の気づきを共有するため、参加者から特に印象に残ったキーワードを発表してもらいました。
「日常活動と非日常」
「日頃から顔の見えるつながり」
「情報の仲介」
「誰を支援するのか?」
「多様な連携、協働の必要性」etc.
「日常活動と非日常」
「日頃から顔の見えるつながり」
「情報の仲介」
「誰を支援するのか?」
「多様な連携、協働の必要性」etc.
これらのキーワードのうち、多く出されたテーマを3つ抽出し、テーブルごとに分かれてグルーブディスカッションを行いました。
グループ1「情報」
グループ2「支援」
グループ3「平時と非常時」
グループ2「支援」
グループ3「平時と非常時」
各テーブルには東北から参加した3名の方にもご参加いただき、実体験を基にした助言をいただきながら意見交換が行われました。「つながりが鍵となることを再認識した」「それぞれの専門性を活かしたつながり方が大事である」
「普段からつながりを意識することが重要だ」などの意見が出されました。
「普段からつながりを意識することが重要だ」などの意見が出されました。
全体共有の時間には参加者から「足元のできることをひとつひとつ増やしていきたい」「中間支援組織の役割の大切さを再確認した」「何をやるか、どうやるか、具体的に考える必要があると学んだ」などのコメントが寄せられました。中には「帰ったらすぐに、担当が使いやすいようにばらばらになっている団体リストの整理に取りかかりたい」と仰る方もいて、本交流会での意見交換は参加者にとっておおにい刺激となったようです。講師の方からも「災害があって初めて自分たちが大変であることに気づく。時々振り返るこうした機会は重要だ」と感想をいただきました。
地方EPOが連携することで実現した、東北と関東をつないだ本交流会が、各団体のこれからの活動展開の参考となれば幸いです。
(report/Suzuki)